油の処理と液肥 「EM1号」を使うと、天ぷら油の残りを液肥に変えることができます。 1.8Lの醤油などが入っていたペットボトルなどに、処理したい天ぷら油を完全に冷ましてから入れます。 油200ccに対して、あらかじめ20倍に薄めておいた糖蜜を30cc、EM1号を10cc入れるだけです。 10日以上寝かせて、甘酸っぱい匂いがしたら完成です。しない時はもう少し放置してみます。 これを水で20倍くらいに薄めて液肥代わりに使います。 EM処理すると、油は少しだけサラっとした感じにもなりますが、やっぱりドロッと ベタベタしたままなので、ジョウロなどは使わずに、空いた大き目のペットボトルに、希釈液を作って撒いています。 すぐ分離してしまうのでよく振りながら撒いています。 (以前は糖蜜がなかったので、黒砂糖を薄めて使ったり、余っていたガムシロップを使った こともありましたが、それでもうまく発酵してくれたようでした。) |
EMストチュウ ・糖蜜100ccを40〜50度のお湯300ccで溶かし、水700cc、 お酢100cc、焼酎100cc、EM1号100ccを加え混ぜるだけです。 ・これを常温(20〜30度)の部屋に15〜30日置いて発酵させます。 ポリ容器が膨らんだら栓をゆるめてガス抜きし、すぐ栓を閉めます。 ・甘酸っぱい匂いがしたら出来上がり。一日の温度変化の少ない冷暗所で管理します。 甘酸っぱい匂いがあるうちは使えます。(約6ヶ月が目安。) ・500〜1000倍に薄めて葉の表裏に散布する。 <効果> 病害虫の予防。植物の新陳代謝を高める。葉の保護膜を強化し、病害虫の進入を防ぐ。 <注意> ・糖蜜は水だと溶けにくい。 ・EM1号は35℃以上の液体と混ぜない。 ・保存容器は蓋が閉まるものがいいが、液体からはガスが発生し、膨張するので ガラス製は避ける。 ・発酵させるのは常温(20〜30度)。出来上がったものを保存させるのは 温度変化の少ない冷暗所だが冷蔵庫など5度以下での長期保存はできない。 ・散布する時は展着剤を使うと効果が高まる。 |
EMぼかし <EM・糖蜜の100倍の混合希釈液を作る> ・5ccの糖蜜を40〜50℃のお湯(150cc位)で溶かす。 ・これに水を加えます。お湯と合わせて500ccになるようにします。 ・5ccのEMを加えて混合希釈液の出来上がりです。 ・大きな容器に米糠400g、油粕150g、魚糟150gを入れて混ぜる。 ・作っておいた「EM・糖蜜の100倍の混合希釈液」を少しずつ加える。 混ぜ合わせた材料を握って、団子のようにならずに触ると壊れるくらい。 30〜40%の水分になるように加えます。 ・空気に触れないようにビニール袋か密閉容器に入れ、直射日光の当たらない場所で発酵させる。 (私はスーパーのビニール袋を2重にして玄関の靴箱の下に置きました。) <発酵期間> 夏季… 5〜 7日 冬季…10〜15日 長期…20〜40日(は種・定植直前にも使えるマイルドなもの。) ・甘酸っぱい発酵臭がしたら出来上がり。 ・そのまま保存しても、陰干しして保存してもいい。 <効果> EMが入っているので生ゴミを保存、分解するのに役立つ。 微生物の餌になる米糠がメインで植物の肥料になる油粕・魚粉も入っているので、 出来上がった生ゴミ堆肥は、更に栄養分の高いものになってくれそうです。 (ちょっと魚臭いと感じました。) <注意> ・糖蜜は水だと溶けにくい。EM1号は35℃以上の液体と混ぜない。 ・EMの混合希釈液を混ぜる時、水分過剰では腐る場合があり、水分不足では発酵が進まないので注意する。 ・発酵時、ビニールを使う場合は、破れずに嫌気状態が保たれるように袋を2〜3重にする。 ・発酵温度の適温は25〜30℃。15〜20℃でも徐々に進む。 ・出来上がったボカシは密閉状態を保てば干さずに約6ヶ月保存できる。 ・発酵期間が「長期」のものも、保存方法、保存期間は同じ。 ・油粕・魚粕を使わないで、「EM・糖蜜の100倍の混合希釈液」を米糠だけに加えても、ぼかしになる。 (私は、市販のEMぼかしは使っていましたが、自分で作ったのは初めてで、 まだ使い始めたばかりです。) |
(左は発酵が終わった状態、右側はそれを干したもの。)
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