2.堆肥になる?  
これは分解されるかな?などと不安に思いながら試したものです。
私が個人的に感じたことを書きました。

安心して入れているもの
生ゴミ堆肥の栄養成分は窒素分が多いようなので、 微量でしょうが、窒素以外の成分が入っている、魚の骨・貝殻・カニ殻・バナナの皮、などを意識して 入れたいと思っています。
野菜・果物の皮
野菜の芯、玉葱の皮などは分解が遅いですが、意識して細かくしなくても分解されます。 梨や桃など果物の皮は水分が多いので手で握って絞ってから投入しています。 スイカは細かく切って絞れるようなら絞ってから大きい笊に広げて、天日で一日乾かせば いい具合に水分がなくなります。 虫が来るのが嫌な時は窓を閉めた日当たりのいい場所に一日置くこともあります。
(メロンの皮を電子レンジを使って乾燥させようとしたこともありますが電気代を 使うのはちょっと悔しいです。)
コーヒー・紅茶の
フィルター
コーヒーフィルターは少し時間がかかるようですが一緒に堆肥化しても問題ありませんでした。 麦茶や紅茶のパックの原料は、紙だけではないことが多く分解されないので、 袋を開いて中身だけ堆肥化させます。なるべく冷めてから投入すること、中身は手で 握ったりして水分を切ることを心がけます。
お茶ガラ
腐葉土と同じような感じがして、すごくいい堆肥になる気がします。 コーヒー、紅茶、緑茶、中国茶、ハーブティー・・・なんでも大丈夫だと思います。 コーヒー粕には脱臭効果もあるようです。
卵の殻
手で軽く砕いておいてもそのまま白く残るのですが、栄養分もあるのだろうと思えば 気になりません。
魚の頭や骨
全く問題ありません。跡形もなく分解されます。
貝殻
そのまま形が残ってしまいます。それでも土の栄養になる気がするので 混ぜた方がいいと思います。
私はビニール袋に入れて麺棒で叩いて細かくしてから一緒に堆肥化しています。 (ビニール袋の口を少し開けて空気が漏れるようにしないと 袋が破れてはじけ飛んでしまうので注意します。)
台所の流しの
排水溝の生ゴミ
水をよく切れば全く問題ありません。ビニールやプラスチックが 混ざっていないか気をつけます。
乾燥剤(生石灰)
焼き海苔などに入っている白い粉末の乾燥剤です。石灰が使われているので、 肥料になるのではないかと、袋を開いて一緒に堆肥化していました。問題なく堆肥化できていたのですが、 GAMIさんに聞いてみたら、 これは生石灰なので、触れたり・吸い込んだり・眼に入れないように注意する必要があるということでした。 ただ、堆肥化する時は少量だし吸湿していく状態になるので、袋に書いてあるように濡れて発火する可能性はないようです。 袋から出す時に上の点に気をつけることができれば、堆肥化については問題も少ないのではということでした。 私は、やはり今まで何事もなかったので堆肥化しています。
室内に飾った花
少しかさばりますが入れています。
始めは病気が気になってやめていたのですが、 発酵中に強い酸性になって病原菌もある程度は死ぬようだし、とりあえずやってみることにしました。 農薬が使われているだろうと思える切花も、めったに買わないのもあって、あまり 気にしないで堆肥化させています。
植物の太目の茎は分解されにくく、適当な長さに切って入れていると、 一瞬芋虫かと思ってびっくりしてしまいます。でも最近はいつかは分解されると思えるように なったので堆肥化しています。




注意して堆肥化しているもの
小麦粉・片栗粉・
パン粉
パン粉のように水分がないものが入ると逆に水っぽさが避けられて とてもいいと思っています。 小麦粉や片栗粉はたくさんだと固まってしまいますが、量が多くても 普通に土になってくれます。
小麦粉を水で溶いたドロドロ状のものだけは、水分が多くなりすぎるので、 量が多すぎる時や腐敗しそうな夏には、入れないこともあります。 なるべく余らないように気をつけようと思っています。
生肉や生魚の
内臓など
腐り易いことと水分が多いのではないかということで、少し不安に思うのですが 堆肥化しています。 すぐにEM菌をたっぷり振りかけ、嫌気発酵させるケースに移すようにしています。
量が多く、水分量があまりにも多くなりそうな時は直接埋めてしまうのがいいかもしれません。
残飯
残り物を出さないようにすることに最も注意を払うようにしています。
腐っていなくて水分が少なければ問題ありませんが、EM菌を多めにかけるようにします。
肉の骨
そのままでもいつかは分解されると思いますが、やはり時間がかかるようなので、 貝殻の処理と同じくビニール袋に入れて、タオルを上に当てて飛び散らないようにしてから 麺棒で叩いて細かくしています。 ただとても鋭利に割れるので、尖った部分で怪我をしないように充分注意してください。
細かくすると分解には意外と時間がかからないように思っています。
バラの茎(刺)
太い枝や刺など、分解されるのに少し時間がかかるようですが、少量の場合は堆肥化しています。 ゴミを押しつける時など、刺で怪我をしないように注意します。
落花生
ピーナツの殻です。なかなか分解されません。それでもいつかは分解されるので、 そのまま投入して大丈夫なのですが、残っているのを見て何だろう?とびっくりしてしまったことが あるので、弱気な私は面倒でもハサミを入れるか、叩き潰すかして堆肥化しています・・。(^^;
栗の皮、とうもろこしの芯
これらは分解がものすごく遅いです。始めは入れていませんでしたが、最近は、遅くても いつか分解する、と思えるようになったので堆肥化しています。
梅や桃の種
土が出来上がったかな?と思った段階でも石のように残ってしまいますが、 いつかは分解されると思って堆肥化しています。




私が避けているもの
生卵(白身だけなど)
1個分くらいなら問題なく堆肥化できますが、2〜3個分以上ある時は、そのままでは投入しないようにします。 夏は特に水っぽいと腐敗しやすく失敗の原因になるので、お勧めできません。お菓子のメレンゲやムースなどを 作れば一番いいとは思うのですが・・。
廃油
液体のままでは水っぽくなるので成功しないと思います。
植物性の凝固剤で固めたものも分解されて水分が多く出るような感じがあり失敗した原因になったので、 今は一緒にしていません。固めたものを土に直接埋めた時は、少し時間はかかりましたが何とか うまくいきました。
今は、廃油200ccに対してEMの原液10ccと20倍に薄めた糖蜜を30ccを 液体の廃油に混ぜて10日ほど寝かせたものを作り、水で20倍に薄めて液肥として使っています。
ビニール・
プラスチック類
分解されないので、ゴミとして捨てます。
タバコ
フィルターには分解されない素材(プラスチック?)が使われているようです。 堆肥化しないように本に書いてありました。
紙・木屑
分解に時間がかかるので、別にして堆肥化する方法もあるようです。 ほんの少しなら(コーヒーフィルターなど)何とかなるとも思っていますが、 やはりゴミとして捨てています。
腐ったもの
直接土に埋める以外は、失敗の原因になるのでやめます。せっかくうまく行っていても、 腐ったものの投入によって全てが失敗になってしまいます。
塩の塊のようなものは、害が出る恐れがあるのでやめますが、塩辛ぐらいの塩分については、 気にしなくてもいいと本で読んだこともあります。でもできるだけ避けたいと思っています。