テントウムシ  

テントウムシの卵 ナミテントウの幼虫 脱皮した抜け殻
テントウムシの蛹 羽化したてのテントウムシ ナミテントウの成虫
虫の様子
テントウムシは、今までは探すのが難しいくらいだったのですが、少しずつ 増えていっているようで、今年は(やっと)割とたくさん見ることができました。 家に来るのはほとんどがナミテントウのようです。

テントウムシは上に向かって進む性質があるので、太陽を指す「天道」からテントウムシと 呼ばれるようになったようです。本に書いてあった通り、テントウムシの成虫を指に這わすと、 必ず上の方向に向かって歩き出しました。 そして指の一番上まで昇ってしまうと飛び立つのも習性のようです。
私はまだ見たことがないのですが、敵に襲われそうになると死んだふりをしたり、 足の付け根の部分から、黄色い臭い汁を出すそうです。この汁は苦いらしく、 敵に食べられずにすむということです。
卵はきれいな黄色い色で、葉の裏などに固まって産むことが多いようです。 幼虫は脱皮して大きくなるので、あちこちに毛虫のような抜け殻も見ることが できます。(写真、上段右)
ナミテントウの幼虫 ナナホシテントウの幼虫
幼虫はナミテントウ(左)はギザギザした感じですが、ナナホシテントウ(右)は少し白っぽくて 丸々太っているような形で、私にはちょっと気持ち悪く見えます。右の写真は畑で見たナナホシテントウの幼虫です。 卵は似ているそうですが、幼虫は簡単に見分けられる感じです。

ニジュウヤホシテントウの成虫 アブラムシを食べてくれる益虫のテントウムシとは逆に、ナス科の植物を食べてしまう、 害虫のテントウムシもいます。
ナス科の植物の葉や実をギザギザの特徴ある食害跡を残して浅く齧るようです。写真のナスの葉にはしっかり 穴が開いていますが、たぶんこれもニジュウヤホシテントウだと思います。 普通のテントウムシと違ってそんなには艶がなく、全体にうっすらと産毛が生えているような感じが特徴です。 害虫ですが、畑でもそんなに数を見かけるわけでも、ひどく食害されたこともないので 私は今のところあまり気にしていません。