オオシロオビクロハバチ
虫の様子
バラの葉の裏に卵の塊を見つけました。
2〜3日で孵ると思って毎日見ていたのですが、まだかな?と思うくらい・・
(1〜2週間くらいかな?)孵化までには日にちがかかりました。
生まれたての芋虫は糸のように細くて糸をはいていました。こんなに小さくても
ちゃんと尺を取っているのでびっくりでした。
最初はヨトウムシと勘違いしてケースで飼っていたんですが、
「大阪府病害虫防除所」に
訊ねてみたら、「オオシロオビクロハバチ」の可能性が高い、と教えていただきました。
その後、「庭造りの愉しみ」
のyukikoOさんに教えて頂いた「オオシロオビクロハバチ」がこの芋虫とそっくりだったので、
やっぱりこれもオオシロオビクロハバチではないかと確信してきました。
幼虫・成虫とも、これに似たようなハバチはたくさんいるようです。
このハバチは、2枚目の写真くらいに大きくなると、日中は丸まって葉の裏に潜むようです。
丸まっていても上手に葉にくっついています。
たまたま飼っている間は、日中に食べている所は目撃できませんでしたが、
1枚目の写真の左の方に、お食事中の幼虫がいるので夜行性というわけでもないのかな・・?
動く時は尻尾のようにお尻の方を葉の淵に引っ掛けるようにして動いていました。
葉の食害跡は、淵から丸みを持ったラインで食べることが多いようで、食害跡のついた葉も
少し特徴があるように思えます。
成虫になるまで観察したかったのですが、途中で干からびさせてしまいました・・・。
成虫は「ハバチ」のところで紹介しているクシヒゲハバチ、チュウレンジバチにも似た
形の黒っぽいハバチになるようです。
バラの害虫でもあるようです。
私は去年初めて発見したのですが、今年は残念ながら増えているようです・・・。
対処と効果
葉の淵が小さく丸く齧られていたら葉裏をチェックすると見つかると思います。
虫追祭(あざでらん)、緑宝、碧露などを散布します。