(キャンカーというものをはっきりと分かっていないので、キャンカーと言うより
株が立ち枯れていくような状態の話です・・。)
症状
切り口が茶色くなったと思うと、そのまま枯れこみが広がって枯れてしまうことがあります。
同じ枯れこみ方でも、左の写真のように、濃い茶色になって枯れこむ場合は、
緑のところで剪定すれば全く問題ないようです。(写真左:オーバーナイトセンセーション2000年)
これに似たような枯れこみで、剪定しなくても大丈夫なものも、もしかしたらあるんじゃないか、とも思っています。
でもとりあえず枯れこみは見つけたらすぐ緑の部分で選定するようにしています。
違いはまだよくわかっていないのですが、大苗を初めて買った頃、
やはりすぐに切り口が薄茶色に枯れこみ、だんだん進行して立ち枯れたこともあります。
これは枯れこむ速度が割と早く、株全体がカラカラに乾燥した感じで枯れました。
(輸入苗、名前は忘れてしまいました。1996年春?枯死)
あと、私が今一番怖いと思うのは、気が付くと枝の緑色が全体的に黄色っぽくなってしまい、
皺っぽくなって弱っていくものです。(写真右:オーバーナイトセンセーション2001年夏この後すぐ枯死)
枝数が少ない時はほとんど枯れてしまうと思います。似たような症状でホワイトマジックも2000年
秋に枯死させてしまっていました。(2つとも、元は黒点病で弱っていた株でした。)
ただ、これはキャンカーなのか、ちょっと疑問です。
それからよく発酵されていない生ゴミを近くに埋めてしまった時も枯れてしまいました。
このときは葉が緑のまま乾いた感じになり、だんだん葉が茶色くなり、最後に枝が茶色になって
、干からびるように枯れてしまいました。(カナリ―バード2000年夏頃枯死)
対処と効果
剪定バサミが不潔だと感染する可能性があるようです。
また、よく切れない鋏で剪定すると、切り口から菌が進入しやすくなるようです。
熱湯で煮て消毒するといいようですが、熱湯消毒はまだ実行していません。
鋏は使ったら洗うようにしていますが、それくらいではダメなようです。
枝が黄色っぽく皺っぽく枯れる時は根の張りが悪いことが多いです。
その場合は何か原因がありそうな気がするのですがまだわかりません。
気休めかもしれませんが切り口にもどきを撒いたりもしますが、効果はまだ
よくわかっていません。
一番上の写真は2枚とも、たまたまオーバーナイトセンセーションでした。
この2枚の写真の間の花の時期にはきれいな花をたくさん見せてくれていました。
枯れてしまって今はないのですが、その間の時期(2001年春)の写真を貼っておきます・・。
オーバーナイトセンセーション(ミニばら) Over night Scentsation
1998年作出 米ノアイースト(ハーマンサビール) 四季咲
京成バラ園芸で購入。(1999/5月 1000円)
ミニだけれどやや大きめの花が剣弁高芯になって咲きます。とても甘いいい香りがします。宇宙で香りの実験に使われたバラ。
結果は宇宙の方が、香りが少しだけ強かったということです。