病害虫対策
(使用している散布剤についてはページの下方に記載。)
<散布剤について・・・はじめに>
初めは本に書いてある通りに化学農薬を買っていましたが、
- 使いかけの薬を捨てたいと思った時に、「簡単に捨てられないような毒を持っている」と思った。
- 散布剤が人間の体にもたらす毒性が気になった。
- 安心して食べたり触ったりしたい。
- 化学農薬といっても完璧ではなく、虫や病気に耐性ができることもあり、どんどん使用する薬が増える気がした。
などと感じ、いわゆる農薬を使うことに疑問を持ちはじめました。
今年から使わないようにしようと思っても、芋虫の大量発生などでくじけた時もありましたが、
「庭造りの愉しみ」のyukikoOさんの言葉、「辛抱強く農薬を使わないで庭を営んでいると不思議とこの子達(害虫)
の数は減っていきます。」にとても励まされ、1999年の秋から、化学農薬を使わずにやってこれるようになりました。
<恐ろしい生きものだった虫>
私は芋虫などの害虫がもの凄ーく怖く、ピンセットで掴むのも嫌で、たった一匹の虫を取り去るのに何度も思い留まり、何分も何分もかけてやっと取り去る・・・ようなことをしていました。
それが、長さが40cmあるピンセットがあれば、時間をかけずに取り去れるようになり、
今はやっと、素手でなければ大丈夫、という感じになりました。(・・・5年かかりました。)
怖くなくなってきた理由は、虫のことを調べるうちに、居そうな場所が分かるようになってきたこと、見つけた時や取り去ろうとした時の、
それぞれの虫の動き方が分かったことなどがあると思います。それで、驚いて、怖い思いをすることがなくなったのだと思います。
でも、これからまた、見たことのない虫に出会っていくと思います。でもそれも、恐怖感だったものが、今では「次はどんな虫が来るかな?」という楽しみに、少しずつ変わってきています。
知っているつもりの虫の、知らない一面にも出くわす事も、「新たに知る」という喜びに変わってきているように思います。
<虫の大発生>
化学農薬を使わないようにしようと思い始めた年は、ホソオビアシブトクチバがたくさん現れて
手を焼きました。翌年は緑色のシャクトリムシ、次の年はクシヒゲハバチの幼虫、イラガがたくさんの年も
あったし、ヒメシロモンドクガだったり、2005年はミノムシがすごく多かったです。
そうやって、毎年色々な種類の虫が発生していますが、一度「一番多く発生した虫」は、その後、
同じように「一番多く発生する虫」にはならないように感じています。だから、同じように恐れることはないのだと
自分に言い聞かせています。
<虫の種類が多い庭>
大量発生して名前を覚えることになった虫の種類が、毎年少しずつ増えていきます。
植物の量はある程度決まっているから、虫の量はそんなに変わらないはずです。そうすると、種類が増えるということは、一種類の虫の量が減る・・・ということで、虫が大量発生しなくなる・・・とも言えないかな・・?
なので、確かなことではないかもしれませんが、私は虫の種類が多い庭を目指したいと思います!
本当はまだ虫なんて好きではないけれど、そう思っていると、ちょっとラクな、楽しい気分に
なってくるので、余計にそう思おうとしているかもしれません。でもそれでいいや!と思っています。
<大量発生した虫の行方は・・>
- 大量発生してしまったために食べる葉がなくなり、自然に数が減っていく。
- 大量発生したため、益虫、鳥、蜘蛛などがいつもよりたくさんやってきて食べられてしまう。
- たくさんいるため、私の目がその虫を見つけやすくなる。
- 私の目が慣れてくるので、その虫がまだ小さいうちに見つけることができるようになる。
- 私の目が、その虫の卵まで発見するようになる。
「自分の目」が研ぎ澄まされて、ターゲットの虫を発見しやすくなったり、その虫がまだ小さいうちから発見できることが、とても大きな意味があるように思います。つまり、自分自身が天敵になる・・・ということ・・・?
あとは、「気長に待つ」ことがとても大事だと思います。せっかちに虫たちを全滅させようと考えるのは全く違うと思います。のんびりした気持ちでいれば、自然に天敵も現れたり、自滅していったり、で、勝手にうまく回っていくように感じます。
もちろん全部、自分に言い聞かせていることなのですが・・。
<益虫とは・・・>
益虫とは、自分にとって都合の悪い虫を食べてくれる虫・・・のことで、
人それぞれ、場合によっても変わってくると思います。
かわいいテントウムシやクサカゲロウも、自分にとって都合の悪い虫がいなければ
生きていけないのだ、というところも意外と気付きにくく、不思議にも感じるところでした。
アブラムシが大発生したあと、それを退治してくれるヒラタアブの幼虫をたくさん見かけるように
なりますが、これは、よく見ればウジ状でちょっと気持ち悪いものです。
それが、アブラムシに合わせて大量に出現するので、ウッと思うこともありました。でもそれもまた、
アブラムシを食べつくしてしまえばいなくなってしまうだけのことで、自分の中には「益虫」「害虫」という
くくりがあるけれども、結局大量発生というものは、益虫も害虫も同じように、時間とともに解決されるのだと気付いてきました。
また、益虫というと、はじめは自分にとっての害虫を「食べて」くれる虫、ということばかりが
目に付きますが、「寄生」する虫が意外と多いのだな、と思いました。
それはやはり、益虫・害虫の区別なく、突出した生き物が減っていくようになっていると思いました。
<最後に・・>
色々言ってきましたが、私は化学薬品を使ったであろう野菜も買って食べているし、
家の中には殺虫剤もあるのです。
そんなで、無農薬に徹することの難しさも感じました。近代的な現代社会はとても清潔で、
虫付きの花や、虫食いの野菜が嫌われるところも、ちょっと苦しく思うところです。
そんな時、「できるところから」という言葉にも出会い、少し楽に感じました。
思えば、虫がいること、いないこと、どちらにしても、完璧にしようとか、全滅させたいという、
パーフェクトを目指す気持ちはいい方向に向かわない、というのが最近一番思うところなのでした。
いい加減な考え方になってしまいますが、自分が納得して、楽しめる方向に向かえばいいのだと思おうと考えています。
周囲への迷惑を考えながら行うことを心がければ、人それぞれのやり方で、
自分が納得できる形でいいのではないかと思っています。
使用したことがある散布剤について
散布剤は、自分が気持ちよく使えるものを選んで撒くようにしています。
少しずつ、散布剤を撒くことも減らしていければいいなと思っています。
GAMIさんの
「農薬嫌いのためのバラ作りのページ」が、無農薬を始めるきっかけとなり、たくさんのことを知ることが
できたと思います。そして無農薬はやっぱり無理かもと諦めかけた時にyukikoOさんの
「庭造りの愉しみ」を見て、
諦めないで続けることができました。たしか2000年の春から化学農薬を使わないようになったと思いますが、
一年一年少しずつ世話がラクになっているような気もします。
今は化学農薬を使わないようにして本当によかったと心から思っています。
ニュー碧露
芋虫・毛虫・類草食昆虫、ウドンコ・黒点病などにも。(植物、土壌の活性化も)
(2008年2月28日、販売中止となりました。)
クララとセンダンの他に、様々な植物エキスがブレンドされています。
殺虫成分になるのはクララアルカロイドで、虫の口や肌から入り神経に作用するということなので、
益虫に対するダメージも頭に入れておきます。
油絵に使うアルコールのような匂いでした。水で800〜1000倍に希釈します。
木酢液をブレンドすると浸透性を高めるとあるので100倍くらいになるくらい
加えています。
最近100mlの小さいボトルが2000円で売られるようになったので買いやすくなりました。
ニュー碧露がなくなったので、買おうとホームセンターなどで探していたのに、全く見つからなかった理由を調べてみました。
・スプレータイプのNEW碧露から、無農薬を謳っているのに農薬のピレトリンが検出された。
・乳剤タイプの「NEW碧露」及び「緑豊」の「特定のロット」への「ロテノン」の添加があった。
・2008年2月28日農林水産省は、購入者・販売者に対し、当該資材の使用禁止、河川等への廃棄の禁止、回収への協力を指導した。
「特定のロット」の商品は、写真とともに公開されているもの以外にはないのか?よくわからなかったので、私の使っていたこの写真の中身は、この特定のロットのものだったのかはよくわかりません。
記載されていたものを読むと・・・「ロテノン」とは、デリス等の根に含有される天然物由来の殺虫成分で水質汚濁性農薬に指定されている。平成18年に農薬登録が失効。とあります。
(「失効」について調べてみると、失効=使用禁止ではないが、安全性に問題ありとなれば、失効していても販売禁止農薬に指定され使用禁止にされる。とありました。・・・私にとっては難しい表現です・・。)
「安全性に問題あり」で失効したものであれば、以下の一文の意味も?です。
「・・・この農薬の有効成分の性質・安全性及び三浦グリーンビジネスが推奨していた使用方法等を総合的に勘案すると、使用は農作物の安全性に大きな影響を与えることはないものと考えています。」
・・・私にはよくわかりません・・・。
「無登録農薬」に当たるので自主回収という説明あり。(無農薬を謳って農薬であるという登録がなかったからと言いたいのかな・・。)
三浦グリーンビジネスはこれで自己破産・・・。
初期には交換にも応じていたようですが、その後は20008年9月12日まで回収作業のみ行われたようです。
ただ、上にも書きましたが、「この農薬の有効成分の性質・安全性及び三浦グリーンビジネスが推奨していた使用方法等を総合的に勘案すると、使用は農作物の安全性に大きな影響を与えることはないものと考えています。」との発表もあるのです。
しかしまた、「ロテノンを含有する資材を河川等に廃棄することにより、ロテノンが水系に入ると魚類の被害が著しいこと等から、これらの資材の速やかな回収に努める必要があります。」とありますので、返送受付期限が過ぎた今は、各市町村などで確認して、指示されたように責任を持って処理するべきだと思います。
農林水産省 報道発表資料 平成20年2月28日の記事
木酢液
病害虫予防・害虫忌避などに(植物、土壌の活性化も)
梶みゆきさん/著 の「バラの園を夢見て」という本で知りました。
これは、炭を作る時に出る煙を冷却して出来る、いぶしたような匂いの液体です。
(「農薬嫌いのためのバラ作りのページ」に、水を除く第一成分は酢酸であること、
他にも推定200種以上の成分が含まれていることなど、詳しい説明が書かれています。)
これに、皮を剥いたニンニクを生のまま入るだけ漬け込んだこともありました。
今は何も漬け込まず、ウドンコ病などに対して水をかけるような気持ちで使っています。
(使い残ったニンニクは、堆肥になってもらいました。)
散布する時は水で30〜100倍に薄めています。
20倍で撒いた時に一部ですが新芽などが焼けたように枯れたことがあったので希釈濃度が
濃くなり過ぎないように注意が必要です。(2004年頃から散布を休んでいます。)
お酢と焼酎をブレンドして作る「ストチュウ」と言われるものにEMを加えたものです。
病害虫の予防と葉を元気にするものと捉えて、他の散布剤と混ぜて使ったりもします。
葉の保護膜を強化するので、病害虫の進入を防ぐのだということです。
「EM1号」を購入すれば、自分で簡単に作ることができます。
・糖蜜100ccを40〜50度のお湯300ccで溶かし、水700cc、
お酢100cc、焼酎100cc、EM1号100ccを加え混ぜるだけです。
・これを常温(20〜30度)の部屋に15〜30日置いて発酵させます。
ポリ容器が膨らんだら栓をゆるめてガス抜きし、すぐ栓を閉めます。
・甘酸っぱい匂いがしたら出来上がり。一日の温度変化の少ない冷暗所で管理します。
甘酸っぱい匂いがあるうちは使えます。(約6ヶ月が目安。)
・500〜1000倍に薄めて葉の表裏に散布する。
注意点などもっと詳しい作り方は「生ゴミ」の中の
「EMのこと」のページにあります。(2004年頃から散布を休んでいます。)
インド原産の「ニームの木」の種子から抽出した植物液。油のように少しベタベタしています。ゴムのような
なんとも言えない臭い匂いですが、人畜無害ということです。
「あざでらん」や「虫追祭」の付着した葉を食べた虫は、食欲減退・成長抑制・生殖機能低下を起こすため、害虫密度が大幅に減る、
とあります。
昼間に姿が見えない芋虫がいる時など、これから葉を食べにくる前の夕方に散布すると
新芽を食い荒らされることが次第に減ってくる感じがします。遅効性ですぐどうにかなるという感じはないのですが、
なんとなく撒き始めると虫食いの穴の広がりも抑えられる感じがします。
また、虫を食べてくれる益虫に対するダメージがない所も気に入っています。
ハダニやウドンコ病にはものすごく効く、と感じています。
一般家庭向けで少量販売の虫追祭に対して、あざでらんは1kg入りの業務用の名称であり、「中身は同じ」です。
あざでらん、虫追祭を扱っていて通信販売もしている「昭和生化学株式会社」のHPは
こちらです。
水で300倍〜500倍に薄めて散布します。
虫追祭のボトルのキャップで計る希釈方法は間違えて書かれていたことがあり、なんと30倍!で撒いてしまったことがあります。このように高濃度で散布してしまうと、葉が油分で窒息状態になったり、葉に付いた油が汚れを付けやすくしてしまい、すす病のような感じになったり、新芽も出にくくなって、大変悪い状態になってしまうので充分に気をつけます。(2004年頃から散布を休んでいます。)
除虫菊という植物から抽出されるピレトリンを有効成分とする薬剤です。
昔の蚊取り線香に使われていたようです。水産動物に影響があるそうなので、池や
水槽に入らないように注意します。ヒラタアブなども一吹きで死んでしまうような感じで強力なので、
天敵に対するダメージも頭に入れておきます。
アブラムシもあっという間に死にますが、何もこれを使わなくても・・というくらい効きます。
飛んでいるハバチなどを落とすのに便利です。ただ、落ちてもまた生き返ることも
あるかもしれないので落とした後はきちんと始末するようにしています。
これもGAMIさんの「農薬嫌い」で説明があり、名前を聞いていたものです。
私はレインボー薬品株式会社から出ていたスプレーボトルをホームセンターで購入しました。
バラを見回る時の必需品です。(なくなってから使っていません。)
緑宝
芋虫・毛虫・類草食昆虫などに(植物、土壌の活性化も)
友達に分けてもらったので使ってみることにしました。
ちょっと除光液に似た匂いです。
主成分のセンダンは虫追祭と同じように、葉を食べた虫の中枢神経に作用し、摂食障害、成長の抑制
などを起こさせるようです。
センダンの他に、ニュー碧露に使われているクララや他の植物エキスも含まれています。
水で500〜1000倍に希釈します。
木酢液をブレンドすると浸透性を高めるとあるので100倍くらいになるくらい
加えています。
アブラムシによく効くと書いてありました。散布していると牛乳を撒いた後のように、
黒くなってたくさん、茎にへばりついて死んでいました。(アブラムシは次々発生していくので全滅はしません。)
こちらもなくなってから現在まで使っていません。
お酢には、殺菌効果があるようです。醸造酢に、ニンニク・ローズマリー・ドクダミを漬け込んだり、
唐辛子だけ漬け込んだりしました。一緒に漬け込んでもいいかと思います。
30倍に薄めて撒いていましたが、現在は使っていません。
ブレンドするとドレッシングの匂いのようになります。現在は使っていません。
GAMIさんの「農薬嫌い」で読んだものを参考にし、
瓶に唐辛子を入るだけ入れてウォッカで満たしたものを作りました。
液が赤茶色になったら、水で200倍以上に薄めて散布していましたが、散布中に吸い込んでしまうと
咳が止まらなくなるし、目に入ると痛かったので、500〜1000倍位で、他の薬剤に混ぜて
散布することにしました。水で煮出す方法などもあるようです。なくなってからは使っていません。
(使用後の唐辛子は堆肥にしました。ビンから取り出すのが大変でした。)
瓶にドクダミを入るだけ入れてウォッカで満たしました。
ドクダミは虫が嫌いそうなので効くような気がして始めましたが効き目はよくわかりません。
でも、撒く時に特に気をつけるポイントがなく気軽に撒けるという点は気に入りました。
50倍位に薄めて散布していました。アルコールに漬けると成分がよく抽出されるかと思ったのですが
木酢液か酢に漬けた方がよかったかなとも思いました。
一度使い切って、中のどくだみは土に混ぜました。それ以来作っていません。(口の小さいビンで作ると中身を取り出すのが大変です。)
芋虫にいいと教わったので使うことにしました。
食品添加物にも使われている石鹸です。
虫の気門をふさぎ窒息死させるようですが、牛乳より気門封鎖力が高い、など詳しい説明が
GAMIさんの「農薬嫌い」にもありました。
ウドンコ病にも効くのなら一石3鳥ものの薬品なのですが、一部の天敵にもダメージがあります。
薄めない牛乳をアブラムシに散布します。散布した後、牛乳が乾くときに窒息死するようです。
翌日見るとパリパリに乾いた牛乳がアブラムシの
体に張り付いてお腹は吸われたようにぺしゃんこになって死んでいます。
牛乳の膜がバラの葉などの気孔をふさぐのがよくないのと、張り付いたアブラムシが汚らしく見えるので、水で洗い流すようにします。
また、すぐ乾くような時でないと効果はあまり望めず、カビることもあるということなので気をつけます。
ただ、これをやっても、またすぐ発生してしまうこと、後で洗い流すのは面倒・・・。それで今は使っていません。
粉末のものが市販されています。主原料は炭酸水素カリウムです。GAMIさんの
「農薬嫌い」で知りました。
炭酸水素カリウムは重曹(炭酸水素ナトリウム)の分子の中のナトリウムがカリウムに
置き換わったものであることや、カリグリーンが誕生する経過などの説明もあります。
黒点病やうどん粉病にはどれも言えるかもしれませんが、特別効いたり治ると言うことではなく、
予防や初期症状には効果的、という感じです。(「もどき」を使うようになり、2001年から使っていません。)
「農薬嫌い」のGAMIさんの発明品です。
2つの容器にそれぞれ水を500cc入れます。一方には花王のハイターを1cc、
もう一方には酢を3cc入れて、それぞれよく混ぜてから二つを同じ容器に入れて混ぜ合わせ1リットルにします。
(原液同士を混ぜると危険なのでこのように混ぜた方が安全です。)
ハイターは漂白剤ですが、出来たものの成分は電解酸性水に近いもので、殺菌効果が期待でき、残留する危険性もないということです。
ハイターは必ず台所用の酸素系ではなく洗濯用の塩素系ハイターを使用してください。またハイターと食酢は原液同士で混ぜると、塩素ガスが発
生し危険です。原液同士で混ぜないように注意してください。
食酢の代わりにクエン酸を用いた「もどきVer.2」もあります。
酸性水もどきVer.2の作り方
Ver.2はお酢ではなく「クエン酸」を使います。クエン酸は薬局で売っています。300円位だったと思います。
これは「農薬嫌いのためのバラ作りのページ」を見て作りました。下には実際に自分で作る時のやり方を
載せました。作る分量は半量になっていますので、オリジナルやもう少し強力なレシピなど、詳しいことを知りたい方はぜひ
「農薬嫌いのためのバラ作りのページ」をご覧ください。
1.クエン酸水溶液を作ります。出来た水溶液を保存する容器に、直接100ccの水を入れて、
クエン酸を小匙1入れてかき混ぜます。これで水溶液は出来上がりです。
2.計量カップなどの容器に水を250cc入れたら、1で作ったクエン酸水溶液を約3cc加えて混ぜます。
3.500cc以上の容量のスプレー容器に水を250cc入れて、塩素系の漂白剤である「花王ハイター」を1cc混ぜます。
4.3のスプレー容器に2で作った液体を混ぜて出来上がりです。
(2〜3ccの量を計る時はスポイトでもいいかと思いますが、私は1ccの目盛りがついている3ccの計量スプーンを使っています。
これは計りやすくて便利です。)
・ハイターとクエン酸を直接混ぜると塩素ガスが発生し危険なので、少し面倒でもそれぞれを水で溶かしてから混ぜています。
・展着剤、木酢液、農薬などと混ぜないでください。(スプレーボトルはもどき専用にした方がいいようです。)
・散布する時は洗い流すくらいたっぷりとします。ウドンコ病は、手でこすり落とすようにしながら洗い流した
方がいいように感じます。
・クエン酸水溶液は冷暗所で1シーズンくらい使えますが、作った「もどき」は長時間日光に当てたり放置
すると効力を失う可能性があるので、その場で使い切るようにします。
(現在は作っていません。が、もどきを作って散布できる、薔薇に対して細かな愛情を持てる時の薔薇は、きっと美しく咲くと確信します・・・。)
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